えびんず ─ それはエビに魅せられた人wレッドビーシュリンプ&水草の観察日記であります。
07/12/5
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【分類】 腹足目 アマオブネガイ科
【種名】 イガカノコ < 毬鹿子 >
【学名】 Clithon corona
【分布・生態】
日本国内各地の河口など 汽水域に生息
上から。ウツクシいこの飴色のグラデーションがたまりません
カノコ貝の一種。
サザエイシマキ貝の愛称でよく売られているが、同じアマオブネガイ科ではあれどイシマキ貝属では無かったりする、ちょっと混乱気味なニクい奴。
カラーバリエーションが豊富。イシマキ貝同様コケ取り名人として名高く、かつ観賞するにも見目良いため、近頃はマニアが多いとか。
正面顔。進むにつれホコリが顔面に溜まってきた。
基本的に生息地が汽水域なので、水槽内での繁殖は不可能。
という事は、おそらくショップの生体は100%ワイルドという事で愛好者が増える中採取するだけ採取していたらちょっと問題ですな。
後姿。トゲのバランスが命でしょう。
人工的に繁殖できれば良いけれど、何せ専門設備の整った研究機関ですら幼生の飼育は困難だというから
ちょっとかじったくらいの素人(私)にはまず無理でしょう。
どこか養殖に成功しないかな。需要は結構高いと思う。
長生きさせるコツは飼育水槽へ少々の塩を足してやる事らしいが、それって水草には致命的じゃあ…?
ガラス面から。お口ぶちゅ~。
現時点で寿命に関して、はっきり記述された文献を見つけていないので何とも言いがたいが、その大体のサイズから2~3年程度といわれている様子。(でも、ベリジャー幼生の期間を含めるとどうなんだろう?)
本来、ミネラル分の多い汽水近辺で生活する種なのに淡水生活を余儀無くされているいるわけで、もしかすると野生生活ではもっと長生きするのかもしれません。
※イシマキ同様、殻の頭頂部が大きくなるにつれて欠けてしまうのは殻の形成に必要なミネラル分が少ない淡水生活ゆえとか。
何か調べれば調べるほど、ずーんと重い物を感じます。うーむ。ちゃんと長生きしてもらう為にはどういう飼育法がいいか、今後も色々と調べて行きたい所であります。
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