[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
【分類】 中腹足目 リンゴガイ科
【種名】 スクミリンゴガイ < 竦み?林檎貝 >
【学名】 Pomacea canaliculata
【英名】 Apple snail
【原産】 南アメリカ-アルゼンチン-ラプラタ川流域
【分布・生態】
西日本広範囲に分布を広げている。主に水田や用水路に生息
※要注意外来生物指定
水槽内で増えすぎたからと放流は絶対に止めましょう。流すくらいなら責任もって食え。
タンクメイトで好まれているアップルスネール、実はその名は俗称で、本名はスクミリンゴガイと言い、この種の黄色いものを改良固定したのがショップによく売られている、つやつや濃黄色のもの。
有名な呼び名はジャンボタニシ。タニシじゃないのに。
苔掃除人としてよく導入されているが、私的見解で言うなら苔掃除にはあまり役立っていません。が、残り餌の掃除は相当な能力です。というかエビの餌を我先に奪って食います。
1981年に食用として長崎・和歌山へ輸入され養殖されるものの需要が無く失敗…エスカルゴ代用を狙ったそうだが、味が消費者に受け入れられなかったようです。ツッコミどころ満載。
廃棄も適当になされた為、そこから野生化したものが今着々と住処を広げている。
要注意外来生物に指定されている辺り、相当パワーがあるんでしょう。
実際水槽内でも、エサの争奪戦にはかなり強く、ひときわデカイ体でエサを抱え込んでもぐもぐ食う姿は見ものです。アカムシをやったらうどんをすするようにつるつるっと飲み込んでいたのが面白かった。
野生では稲やその他栽培植物が食害される事もある…つまり水槽でも水草が食われたりする。
でも、見る限りでは肉(死体)や普通のエサを好んで食うため、水草に被害が出た、ってことは現時点では特にありません。出ても気が付いてないだけかもしれないけど。あ、水草をよく押し退けて歩く為、せっかく植え込んだ草がよく抜けて浮いてる事はあります。あれは確かにムカつく。
寿命は3~5年と言われるが、それも環境次第で、室内で6年くらい生きた物もいるとか。
環境が良いと成長速度もはやく繁殖も盛ん。エサが多いと本当にすぐ大きくなる。
よく雌雄同体と間違われているが本当は雌雄異体。
一応殻の形で見分けられるようで、オスは貝フタが内側に湾曲し、殻のフチがラッパ状に広がる。最終的にはメスのほうが体が一回り以上大きくなる。
体長は一般的な成熟個体の殻高が4cm前後。
福岡で昔8cmくらいのが見つかった事があるらしい。8cmのアップルが水槽にいるのを想像するとちょっと笑える。
産卵後すぐの卵塊はキレイな紅色で、日ごとに白っぽくなる。1回に200~700個程の卵を産み、条件次第で2・3ヶ月の間に週2度のペースで産卵する。
原産地が南米のせいか、寒さにはちょっと弱い。
水陸両生。小さい頃はエラ呼吸オンリーだが、大人になると肺呼吸もする。
だから水から出ても平気そうなんだな。
結局キューブのアップルちゃんは死亡?してしまった。
なぜ「?」かというと、まだかすかに息があるらしく。
水槽内に置いておくと、身を隠さずにいるためエビが私の隙をみてアップルちゃんを延々つつくようになったのでガラスコップに移しておいたら、何となく身全体が水カビのようなものに包まれてしまい、死んだのかと思って取り出したら、まだ身を縮める反応を微かにする。
これは筋肉が反射しているだけなんだろうか?
それとも息があるんだろうか?
埋めてやろうと思っていたのにこれでは判断に困って、今もテーブルの上に置いてある…。
食用になるそうなのでいっそこの手で焼いてやろうか。大きいし、肉厚の身なのでさぞ美味しそうなつぼ焼きになる事は間違いないです。いや食べない(可愛がってたの食えるか)けど。
ちなみに彼らは寄生虫がいることがあり、しかも人体にかなり有害で死亡する場合もあるそうなので食べる人はよく火を通して下さい。
追記
さっき見たら完全に無反応になっていた。南無。